2026年4月27日

日: 2026年3月12日

2026年3月、ハンガリーによる900億ユーロの資金提供拒否が、ウクライナ支援のアーキテクチャを根本から崩壊させた。エネルギーの武器化を巡るゼレンスキー・オルバン両政権の対立は、EUを制度的麻痺に陥れ、トランプ政権の強引な「28項目和平案」に正当性を与えている。米軍の中東転用による弾薬枯渇という空白を埋めるべく、日本の高市政権は武器輸出規制を完全撤廃。ハンガリーの政治的造反がいかに日本を西側の「新たな兵器廠」へと変貌させたのか。連鎖する危機の全貌を解明する。
ピーター・ティールの思想を、ルネ・ジラールの「模倣理論」とビジネス哲学「ゼロ・トゥ・ワン」を軸に解剖します。テクノロジーの停滞への診断、AI(中央集権)とクリプト(分散)のイデオロギー的対比、そして民主主義からの「逃避」を目指す政治思想までを包括的に分析。パランティアを通じた監視国家の構築や、チャーター・シティ構想が示唆する「テクノ権威主義」の実態と、現代社会への深刻な影響を浮き彫りにします。
ポーラ・ホワイトの「繁栄の福音」を、正統派キリスト教神学(改革派・伝統的福音派)の視点から徹底批判。マイケル・ホートンら神学者の言説に基づき、彼女の教説が「恵みによる救い」や「キリストの独自性」をいかに歪曲し、現代の「贖宥状」と化しているかを論証します。さらに、異端視される彼女が政治的権力の中枢へ登り詰めた「構造的ねじれ」を宗教社会学的に解明。米国福音派が直面する教理の危機と変質を浮き彫りにします。
吉永進一の研究視座を軸に、1970年代から90年代の「精神世界」の誕生からオウム真理教事件、現代の「スピリチュアル」への変容を構造的に分析。伝統宗教からの離脱、心理学との融合、サブカルチャーの受容という三系統を解明します。また、近代霊術から続く「偽装された科学(流体説)」の系譜を検証し、主観主義が招いたカルト化の悲劇と、現代の量子力学的「引き寄せ」に潜む認識論的閉鎖性の危うさに警鐘を鳴らします。
仏教の「空」と「縁起」を現代分析哲学、離散数学、認知科学を用いて再構築した苫米地英人の論文『Emptiness』の論理構造を解明。虚無主義を脱却し、「空」を包摂半順序束の頂点とする数理的定義や、量子力学と符合する縁起の宇宙論を解説し、存在論的パラダイムシフトを提示します。